ジェネレーション・ギャップものであること、ニューヨークというキーワード、そして若い方のカップルが自分と同世代なことに興味がわき、見てきました。
(※ネタバレあるかもです)
20代と40代、2組のカップルが出会い、行動を共にしながら刺激を受けたり、違いに戸惑ったりする様子がひたすら描かれるのですが、日本でもアメリカでも、感じる世代間ギャップって大体似たようなものなんだなと。個人的には20代カップルの男の子の感謝の仕方が、「こういう奴見たことあるわ!笑」って隠れツボポイントでした。サンキュー言いながら拝む系男子。
話は40代カップル視点で進みます。
最初は若者の新鮮な価値観や行動に感銘を受け、一緒にいることで若々しい気持ちを楽しんでいた大人組。ところが共に過ごすうち、20代男子が実はコネ目当てで計画的に近づいてきたことなどが発覚し…という流れ。
ゆるーく、好きなことに正直に生きてるように見せかけて実はかなり"計画的に"成功を狙う若者に対し、がむしゃらに頑張るおじさんは理解に苦しみます。ここの道徳観のすれ違いは、基本おじさんが正しい、と思いつつ、拝む系男子の考えも分かるし、複雑な心境で見てました。
私たちの世代は、確実に、できるだけ早くムダなく物事を片付けたい気持ちが強いのかも。おじさんと拝む系男子は共にドキュメンタリー映画を撮ってるんですが、ある日自分の企画を話した若者に、おじさんは「もっと練れ」と言うんですね。そこで男子はめんどくさそうな表情をした気がするんですが、そこにちょっと共感してしまいました。考え抜くのって大切なんだろうけど、めんどくさいよね!笑、っていう。
某セミナーで、最近の若い子は「この作業、やる意味あるんですか?」と聞く、という話があって。え?!そんな奴いんのか!と思って我が身を振り返ってみたら、なんか自分も2回くらい言ったことある気がしてきたわけですが←、拝む系男子の結論急ぐ感じは、この現象に似てるかもですね。日本とアメリカで、こうなった事情は異なるかもしれませんが…
と、拝む系男子は極端なキャラではありますが、自分の身の振り方も考えさせられる映画でした…笑
(ちなみにですが、原題にニューヨークの単語はなく、邦題には日本でのマーケティング戦略で入ったのかなと思いました。)
↑映画はポップコーンよりホットドッグ派なほう、な私です。
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